トレーラーハウスのような移動できる住居を除き、一般的な住まい「家」というのは、建築物という扱いを受けると共に、建築法が適用ということになり「基礎」が必要となる。
建築でいうところ「基礎」とは布基礎やベタ基礎といった土台の下に繋がっているコンクリート部分のことを指す。
布基礎
ベタ基礎
画像の白い部分がコンクリート。
茶色の部分が地面。
で、当然、布基礎、ベタ基礎問わず、この基礎の上に設置される土台は、ボルト締めでしっかり固定されている。
家を支える、基礎部分(コンクリート)が地面に埋まっているということは、地震の揺れをダイレクトに喰らうということ。
津波の恐れや津波の被害があるようなところでは当然、消波ブロック/テトラポットが設置されて被害を最小限に抑える。
しかし、現在の建築法というのは、人間が遊びで、「しゃーーー。波め、かかってこい。倒れるもんか」と波に挑んで、波の影響をダイレクトに喰らって倒れることが今の建築法なんだ。
「地震大国 日本」と言われるだけあって、世界でも4位~7位の頻度らしい。
そんな日本で取り入れているのが、地震の揺れをダイレクトに喰らいましょうという基礎(コンクリート)を地面に埋めるという建築方法(建築法)。
そりゃ、地震が来れば土より硬いコンクリートが揺れるんだから、地面はえぐられたり、隆起する形にもなる場合や、地盤が緩んだり、傾くわけだから、最悪コレにより建物は倒れる。
また、地震の揺れにより、逆に土に圧迫されて、コンクリートがクラック(ひび割れなど)や破壊される場合や、クラックは免れても、家全体が地震の揺れ(パワー)をダイレクトに喰らい大揺れする。
つまり、布基礎やベタ基礎に起こった震災のダメージというのは、この基礎の在り方を指示する国と建築法の責任でもある。
地震がきたらダイレクトにダメージを喰らうよねというのは、素人でも想定できる事態なわけです。
これが想定できるのにも関わらず、基礎を地面に入れなければならないという法律を作っている以上、それにより建物にダメージが入った分は、国や建築法に問題があると言わざるを得ない。
上記にも書いたけど、「地震大国 日本」という、非常に地震の多い日本において、基礎を地面に入れることを指示してるのは国と建築法だ。
基礎周りに、地震の揺れを吸収する、スプリングや磁石を装着しつつなどなら別の話だけど、法律はあくまで、基礎を地面に入れろなんだよ。
建物へのダメージ責任はここにある。
現代の建築物が倒れる中、100年以上も前の古民家が何故建っていられるかといったら、地面に入ってないから。
地面と家が固定されてないから地震の揺れを軽減できるというのが理由の1つとして挙げられる。
水などによる土台の腐食や風化。シロアリ被害などで倒れる古民家もあるが、これらがない場合、現代の家よりも、地震に強いのは古民家。
滑るとまではいかないかも知れないが、イメージ的には地震の際、家が地面を滑って揺れを軽減してるのが古民家だと思う。
だったら、昔の良さと今の良さを掛け合わした、建築法でなくてはならない。
理想的な形はこうなるはず。
基礎(コンクリート)部分は地面に入れないことで地震のダメージを軽減させる。
古民家のように土台が地面に触れてないから、水による腐食も防げる。
古民家のように土台が地面に触れてないから、タバコ等の火気にも強い。
ただ、これは、直下地震(縦揺れ)には弱いという弱点は残っているので、この設置方法に加え、内部構造で地震の揺れを軽減させる装置は必要となる。
また、当たり前だが、屋根など、建物の上部は軽くすることは前提の話である。
また、確かに、台風などの強風で浮かぶや、水害で流されるなどの問題点はあるものの、地震による被害の比率を考えたら、基礎を地面に入れるものより上記のものの方が被害は少ないはず。
地震大国 日本において、基礎を地面に入れて、地震の揺れをダイレクトに受けまっせという建築法が未だに続いていることは、いかがなものか?
日本で、地震の研究や、こうした法などに立ち触っている人達は一体、何を考えて「基礎を地面に入れよう」なのだろうか?
昔からの慣例?
ハンコと一緒で、みんながやってるからなのだろうか?
時代に合わせ改善しなければならないし、日本が、地震大国であることを考えたら、基礎を地面に入れることが言い訳はない。
と思うが、あなたの意見はどうだろう。
自分は素人ゆえ、考えが浅はかな場合があります。
ハンコと言えばこちらの記事もオススメ